HGUC シャア専用ゲルググ 素組レビュー

2024年5月20日

今回はHGUCにて発売されている『シャア専用ゲルググ』をレビューしたいと思います。発売は2006年

最近再版されていたのでレビューをしていきたいと思います。ゲルググの立体物はいまだ正解がないと言われているほどバランスの難しいMSではありますが、一般的に手を出しやすいHGブランドのゲルググはどのようになっているのでしょうか。

パッケージ

パッケージはこのような感じです。

今のHGの箱絵とはタッチが少し違いレトロっぽいタッチです。個人的にはこちらの方が好みだったりします。

側面にはギミックの紹介や簡単な機体解説などが書かれています。

内容

ランナーは4枚+ポリキャップのものの計5枚。

成形色も4色ほどあり色分けは期待出来そうです。

シールも付属します。

本体色を補うものはなく、モノアイ部分のシールのみのシンプルなものになります。

2種類のうちのどちらかを選んで貼る形になります。

 

組み立てはおよそ1時間半くらいだったでしょうか。サクサク組むことができました。

本体・可動

完成したゲルググを見ていきましょう。

色はシャア専用の通りサーモンピンクと濃い目のレッドで色分けされています。パッと見で色が足りてないみたいな感じはしないです。腹部にあるコクピットハッチの色も成形色で色分けされています。

個人的にはポロポーションにもあまり違和感は感じないですね。

強いてあげるとすれば顔が結構平べったい感じはあります。ゲルググの顔は特徴的でザクなどと比べると平べったい顔をしているのは有名ですが、このHGUCではモノアイが見にくくなってしまうくらいになっているので撮影しているときに少し気になりました。

とはいえ、そこまで設定と乖離しているわけではないので許容範囲だと感じました。

 

次に可動を見ていきます。

肩と足の開きは最大でこのような感じです。

肩は上に逃がすことができるので180°以上とかなり上がります。足はサイドスカートがやや干渉するため今の目で見ると控えめな印象。

足はそれなりに柔軟に動かすことが出来ます。ただ、どちらかというと外側に結構向けられる印象があり、開脚時の接地はそこまでかなという印象でした。

肘、膝の可動です。

どちらも90°くらい曲がってくれ、平均的でしょう。スカート部分は割と動かすことができ、ここまで暗いならば可動を邪魔することはありません。

反りと俯き方は優秀。

実は上の写真は足の付け根の部分で動かしているのですが、結構ハッタリは効きそうです。ボールジョイントの恩恵です。

また、反りの可動は後述しますが上半身のギミックによりかなり優秀です。

このように胸部が上下にスライドさせられるためかなり反らせることができます。(画像は下から撮った写真ではなく、正面から撮影しました。)

このように上半身の可動は今の目で見てもかなり良いと言えるでしょう。

腰の回転は特に干渉するものもなく、軸でくっついているためグルリと回転させることができます。

ここら辺は構造的にいい感じに作用していますね。

頭部を取り外して調整することで、上の画像のようにモノアイを動かすことができます。

表情がつけられてポージングが捗りますが、動かしてみると結構硬めだったので破損しないようにゆっくりと動かした方がよさそうです。

股間にあるカバーを外すとスタンド用の穴が出てきます。

ただし、今多くあるような3mm穴ではなく特殊な形状のものになっているので注意です。

(今回撮影にあたり、挟み込み式のスタンドを使用しています)

 

次に武装などを見てみます。

まずはビームライフル。

黒一色のシンプルなものですが、設定的に色分けはほぼ完璧。センサーの赤部分はシールなどもつかないので、塗ったりしてあげるといいかもしれません。

またモナカ構造なので気になる方は合わせ目を消してみてもいいでしょう。

シールドです。

大型で迫力があります。こちらもパッと見色分けは完璧です。

ただ、裏側が黄色一色なので塗ってあげるといい感じに仕上がると思います。

ビームナギナタ。

ビームの刃の部分はしっかりクリアパーツです。

ハンドパーツは左右2つずつ。

握り手はどちらも付属し、右手はライフル保持用の専用の手首、左手は平手が付属しています。

フル装備

武装などを取り付けてみた状態です。

やはりゲルググはシールド背負っていた方が迫力出るというか、しっくりきますね。

バストアップで1枚。

さっきはモノアイが隠れてしまっていると言いましたが、こんな感じで結構目つき悪めで好みだったりします。

シールドなどは後ろの穴に取り付けます。

左側の大きい穴にシールドを、左側の穴に画像のようにナギナタを取り付けます。

このキットの難点で、シールドを取り付けると重さに耐えられないのか結構ポロリすることが多かったです。個人的には接着してもいいかもです。自分はしました。

ナギナタは両手持ちをさせることができます。キツめな感じはなく、割と余裕をもって持たせられた印象がありました。

腕の穴に接続することでシールドを取り付けることが可能です。迫力あっていい感じです。

ブンドド

感想

以上、『HGUC シャア専用ゲルググ 』の紹介でした。

個人的にはいい感じの出来だったのではないかなと感じました。

手軽に手に入れられるゲルググのキットなので、練習用にもピッタリ。本体がシンプルなつくりなので改造してあげると化けるかなと感じました。

最近再販されたので、見かけたらぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。