METAL ROBOT魂 アルトロンガンダム レビュー

2024年4月18日


今回のレビューは、「ガンダムW」シリーズより張五飛の後半の愛機である『アルトロンガンダム』を紹介。2022年10月発売(2023年4月発送)  

格闘戦に特化した本機体。どのような可動やギミックが搭載されているか楽しみです。

果たして本作はメタルロボット魂の「正義」(?)を示すことができるのかどうか

パッケージ等

パッケージはこのような感じです。表面にはアルトロンが、裏面には簡単なギミックが紹介されています。

全体的にアルトロンのイメージカラーの緑を基調としたデザインとなっています。

また、所々の金字が高級感を演出しております。

 

パッケージの横側には専用のマークがあります。アルトロン(双頭龍)の名の通り2体の龍とアルトロンの愛称である「哪吒」の文字があしらわれています
 
 

ブリスターはこの2枚。アルトロンをはじめ、W系のモビルスーツは武装がシンプル目なのですっきりしています。

アルトロン本体の付属品としては左のブリスターでほぼ完結しており右側はディスプレイ用のものとなっております。台座には先ほど紹介したものと同じマークがプリントされています。

 

本体部分

本体部分はこんな感じです。

アルトロンはよく見てみると結構特徴的なデザインをしているのですが忠実に再現されているように感じました。特にアンテナは珍しい形をしていますが当初のデザイン通りでした。

プロポーションはスリムすぎもせず、それでいてマッシブすぎもせずほどよい感じです。いい意味で「90年代ガンダム」の体系を再現できているといった印象

 

 

バストアップで。顔のアレンジも少なくイメージ通り。胴部分の際の金も正確に色分けされています。また、頬のダクト部分のグレーもしっかりと塗られています。

 

フル装備

バックパック等の付属品を取り付けるとこのような感じです。

Wのモビルスーツに多い羽のついたガンダムということでボリュームが出ます。

 

可動・ギミック紹介

肩は通常時だとここまで上がります。全然上がってないと思われるかもしれませんが、腕が伸びるガンダムは構造上通常の状態だとこんな感じです。
 
逆に腕を伸ばすとここまで上げられます。万歳できるくらい良く動きます。
 
 
肘の可動です。ここは平均点くらいでしょうか。とはいってもこのアルトロンガンダム、腕のギミックのおかげでかなり柔軟に動かせるので可動云々は正直あまり気にならないですね。
 
膝の可動。問題なく膝立ちできます。足首はこの角度になると接地がちょっと厳しいです。
 
股関節はサイドアーマーがあまり大きくないこともありほぼ180度開きます。すごい。
流石格闘機体。ただし接地に限界があるため足裏を地面にくっつけることはできないです。
 
位置的に結構ツッコまれるシールドもこのように角度をつけられます。これによって腕の動きを妨げずにポージングができます。
 
結構驚いたのがウイング部分の可動。アルトロンの羽部分ってあまり動く印象なかったので・・・。
見ての通りかなりフレキシブルに動きます。また、間に見えるガンメタ部メカっぽい感じで良きです。ウイング本体も色分けされています。
 
ビームトライデントはウイング部分に短いほうを取り付け可能。(トライデントは戦闘用の長いものと、本体に取り付ける用の短いものが付属します。)
マウントパーツはこのように角度をつけることができます。
 
ドラゴンハングは差し替えなしで展開可能。また、ドラゴンハングの目の部分等もしっかり塗り分けられています。
 
バックパックに取り付けられているビームキャノンはかなり柔軟に動きます。アニメ通り前方に持ってくることも可能です。
 

 

ビームトライデントの刃の部分は2通り付属。左側の短いものと右側の長いものがあります。短いものは逆側の刃と合わせ2つ付属しますが、長いほうは1つだけ付属します。
 
そして、アルトロンといえば腕の伸縮ギミック。ここが従来のアルトロンと比べると進化しております。
 

まず、通常通り伸ばした画像がこちら。構造は旧キットと同様(だったと思います)。

さらに上腕部分の菱形っぽいグレーの部分がさらに伸びます。この時点でかなり長くなります。

しかし……

追加で延長用のパーツ(蛇腹っぽくなっている部分)を取り付けることでここまで長くなります。ご覧の通り撮影ブースに収まりきらないほどに伸びます。

※なんかだらしない感じになっていますが申し訳ないです……

ここまでになるとかなりの異形となります。後発の腕伸びるガンダムであるヴァサーゴよりも悪魔っぽいシルエットになります。

さすがにここまでになると自分で支えることはできないので付属している支柱を使用してポージングさせてあげてください。

 

あと、シールドをこのように持たせることが可能。説明書曰く、投擲させるためのものらしいです。

劇中でしてましたっけ? W見たのがかなり前のもので;

いつかエクバかなんかで拾われそうな感じのするギミックです。

ブンドド

 

感想

以上、メタルロボット魂「アルトロンガンダム」でした。

TV版のアルトロンはあまり立体化の機会がなかったので久々の完成品はどうかなと気になるものでしたが、ギミックの多さや可動の広さなどから満足度が高い商品でした。
 
最近はTV版のデザインのほうも結構商品が増えてきてそれも含めて今後の期待が膨らむ一作でした。
 
高い満足度にお手上げ状態の図
もしかしたらこの流れの中で再販があるかもなので機会があればぜひお手に取ってみてください。